業務開始

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昨日から事務所始動しました。

年末に撮影した写真の本番データ作成が続々と来ており、パソコンに向かっての仕事始めとなりました。

同じ机に向かって長時間作業をしているとさすがに集中力も持続しづらいので、ノートパソコンを持って部屋を渡り歩きながらデータ作成をしています。

考えてみれば、ほんの数年前までは移動出来ない暗室に一日中こもりっきりで作品を作っていました。

部屋を出るのは食事とトイレと現像液の交換のときくらいだったのに、今は少しするとインターネットやメールを開いて見たり、テレビを付けてお茶をしながら作業をしたり、外出したりと集中力が短くなっているように思います。

写真1点を仕上げるのに掛かる平均時間で言えば圧倒的にプリントの方が長い時間を必要としたのに、暗室という暗闇で、絶対に電気を付けられないという不自由な環境が逆に集中力を持続させたのでしょうか。

人は「誘惑」が少ない方が良い仕事が出来るのかも知れませんね。

そう言えば昔からお世話になっているあるアーティストの方は、作詞やレコーディングを必ず俗世間から離れた場所で合宿形式で今も行っていらっしゃいます。


以前物を創る仕事をしている人達との会話の中で『創作は昼と夜、おもにどちらで行うか』という話題になった事があります。

結果は僕を含めほぼ全員が「夜派」でした。

その理由も共通していたように思います。

「量」を進めるには朝から作業をした方が当然 はかどり ます。

しかし「質」で言えば深夜の方が断然良いものが出来ます。

決して僕が朝に弱い訳でもありませんし、写真に対する想いも昼夜で変わる訳ではありません。

でもこればかりは十数年カメラマンをしていて昔から変わることがありません。

ただ撮影だけで言えば昼でも夜でもその完成度に違いはないのですが、プリントやデータ作成などの最後にもう一度写真に魂を吹き込む部分では大きく変わって来ます。

もちろん夜の方が心身の疲れは溜まっているのですが、おそらくは夜の静寂が心を精錬させ目に見えない世界からのインスピレーションをより受信しやすくなるからではないかと思っています。



*普段お仕事をさせて頂いてるデザイナーや編集者の皆さん、お願いですので『あの写真、昼やりました? それとも夜?』って聞かないで下さいねー(笑)
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by st812 | 2010-01-06 10:38 | 日常


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