五十音式

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昨年末、インデックス・コミュニケーションズさんより「五十音式」がついに発売になりました。

これは雑誌KERAでPlastic Treeの有村竜太朗さんが行っていた連載が一冊の本になったものです。
5年間という長期の連載で僕もカメラマンとしてたくさん撮影させて頂きました。
今どきこれだけ長く連載が続くというのは本当に大変な事です。
これは竜太朗さんの才能と努力はもちろんの事ですが、なにより担当編集O氏の並々ならぬ熱意によるものです。

毎回『少しでも良い作品になるように』と様々な場所を足で探し、通常では許可が難しい場所の交渉もその誠意と粘り強さで可能にして来ました。
その最たるものが「夢の島」での撮影かもしれません。

ここは東京湾に面したゴミ捨て場で、現在も許可が下りる事はまずありません。
現代の腐海と言ったところです。
実際撮影した地点も地面は異様な熱をおび、これまで嗅いだことのない瘴気(しょうき)が漂っていました。
撮影は時間との戦いで、場所も(匂いの元である)地底から伸びる換気用パイプの眼の前で行いました。
本当に数分居ただけで咳が止まらなくなる程でしたが、作品としては意味深い良いものになりました。
(このゴミ捨て場は近い将来、人々の集う公園へと姿を変えるそうです。)


そしてこの五十音式は毎月読者のみなさんから届く暖かいお便りが、竜太朗さんはじめスタッフみんなを強く励まし動かしていました。

一冊の本に出来た事ほんとうにうれしいです。

みなさんありがとうございました。




ちなみに表紙は個人的にもお馴染みの、あの寫眞館ゼラチンさんの写真です!
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by st812 | 2008-01-26 16:41 | 撮影コメント


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